正体と夜明けを待つ

佐々涼子の夜明けを待つを読みました。
佐々涼子はノンフィクションライターで、前に読んだ作品もあります。
二部構成で一部はエッセイで二部はルポタージュです。
エッセイは、この人で無ければ書けない感じで面白かったです。
ルポタージュは、知らなかったことが多くあり勉強にはなりましたが、最後の頃のオウム真理教の話などはあまり興味が持てなかったです。
ダブルリミテッドと言う言葉も出てきました。
ダブルリミテッドとは、2つ以上の言語を話すことができるが、どの言語も年齢相応のレベルに達していないことをいいます。 セミリンガル、限定的バイリンガルともいわれ、例えば、日本語と英語のバイリンガルの子どもがどちらの言語も6歳程度の能力である場合は、ダブルリミテッドの状態だということです。

染井為人の正体を読みました
主人公の鏑木は、一家4人を殺した殺人犯で死刑を言い渡され脱走します。
物語はプロローグから始まり、脱獄してから逃亡先での出来事を7章まで綴りエピローグで終わっています。
殺人犯には思えない鏑木の行動。
映画かドラマになって欲しい内容でした。