冲方丁のもらい泣きと自転車の掃除

冲方丁のもらい泣きを読みました。冲方丁と言えば映画にもなった天地明察が有名ですが、この本もなかなか面白かったです。
エッセイみたいな短い話が30話ありますが、1話原稿用紙5枚板と言うのはなかなかきつかったようです。
途中で東日本大震災がありその後、震災の話が多くなっています。
印象に残った話は、トルコが親日国で、なぜ親日国かと言うと100年前にトルコの船が遭難しそうになったときに、日本の漁師が命をかけて助けたと言う事に対して、とても感謝していると言うことでした。
トルコの教科書にも載っていると言うことで、東日本大震災の時も義援金と支援をしてくれたと言う事は知りませんでした。
あと昔は携帯電話もなく、駅の掲示板に伝言はよく書かれていました。
その中で駅員さんが、先に行きますと言う言葉を掲示板に見つけ自殺をするつもりだと気づきました。後で消そうと戻ってみると、その後たくさんの書き込みがあり、最初に書いた人が立っていて掲示板を見て自殺を思いとどまったと言うことです。

私の中の泣ける話は、高校の時自転車で岩手の小岩井牧場から茨城の高校までノンストップで走ってくると言う計画を立てて、夜行列車で雫石に朝ついて茨城を目指したのですが、盛岡で女子高生と知り合い神社の境内で4時間も話してしまって、大幅に予定が遅れてしまいました。
仙台の手前までは、天気も悪くなかったのですが、大雨にあい、スタンドで仮眠してしまいました。
その時、両親が心配して茨城から仙台まで夜中一駅一駅探して回ったそうです。
両親には心配すると思って仙台から走ると話してあったので、その時はまだ仙台の先にいた私を見つける事は当然出来ませんでした。
その時は、両親の行動をそんなことをしなくてもよかったのにと思いましたが、自分が親になって両親の気持ちが後から分かりました。
両親にその時のお礼を言ったのは、10年後に自己啓発セミナーを受けて素直になれた時でした。
泣きながら電話でその時のお礼を言ったのを覚えています。
そのロングライドは今で言えば個人の400のブルベみたいなもんですが、オチとしては両親2人がいないので妹2人が電話でいちど起こされながらも、学校休んでしまった事と、私の通知表の欠席理由にサイクリングと書かれていたことです。笑
お勧めの1冊である事は間違いありません。f:id:u_rotas:20210930182527j:plain

自転車の掃除をしました。

先日のサイクリングで雨に降られて汚れていました。f:id:u_rotas:20210930182530j:plain

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久しぶりにデローサチタニオで現場に行きました。f:id:u_rotas:20210930182537j:plain

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図書館も明日から再開です。

デローサのマークはやっぱり可愛いですね。f:id:u_rotas:20210930182541j:plain