手紙屋

喜多川泰の手紙屋を読みました。

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この本は、これから就職活動をする人や、人生を悩んでいる人、振り返るのにもとっても良い本です。
就職するときにどんな会社に勤めたらいいか悩みますが、この本はその道しるべになる本だと思います。
まぁ私は、もう還暦を過ぎているのでこれから違う道と言うのはあまりありませんが、私は小さい頃からの夢だった建築家になれたことをとても良かったと思っています。
昔作った、事務所の経営理念は、中原建築設計事務所は地域や社会に貢献し人々に愛される建物を想像し続けます。と言うものです。
常に情熱を持って建物を設計して、建て主さんや他の人に喜んでもらえる建物を作っているつもりです。
バブルがはじけてからは、確かに大変ですがそれでも情熱を持って真摯に向き合っていけばそれが返ってくるものと信じています。
この本の中に物々交換というのが出てきますが、それは共感できますね。
ただ仕事をこなすのではなく、いかに愛される建物を作るかと言うことで、感謝されてその対価として収入があるわけです。
先日来たお客さんに、もう半分引退して悠々自適に自転車を乗っているのかと思っていましたと言われてしまいましたが、仕事の話をしていたら、まだそんなに情熱を持って仕事をしているんですねと驚かれてしまいました。
確かに、Facebookの投稿だけ見ると自転車で余生をのんびり暮らしてるかと思われてしまいますね。
今設計している住宅もこのコロナウィルスの関係でLINEでの打ち合わせが多いですが、建て主さんの奥さんがいろいろ要望出してくれてそれに応えて喜んでもらえるのはとても楽しいですよ。
これから細かいところを詰めて図面を起こしていくのですが、完成がとても楽しみです。